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−アジア国際芸術祭開催！− 丸井南通 宮本米蔵総経理
中国では、旧暦の８月１５日（新暦で９月２５日）を中秋節と言い、中国の人にとっては春節（旧正月）の次に特別な節句といわれています。日本でいうところの中秋の名月なのですが、中国では月見だんごの代わりに月餅（げっぺい）というお菓子を親しい人やお世話になった人に贈り合う習慣があります。
この中秋節の時期には、毎年中国各地でイベントが催されます。南通市でも今年、「第９回アジア国際芸術祭」とう大イベントが催され市内各所で盛り上がりをみせました。
数日間にわたる文化イベントでしたが、メインイベントでは日韓中の歌手を招待し、８万人のスタジアムでコンサートが行われました。日本からは中国でも認知度の高い松田聖子と西城秀樹が参加し、南通市民が「ヤングマン」に熱狂したと聞いています。私は、別会場で日本の青年座という劇団を観劇しましたが、南通のような田舎でこのような文化行事が行われるなど数年前には考えられず、急速にこの国が豊かになってきていると実感しました。
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増設された織機
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−日本同等工場への挑戦−
一方、中国事業活動は順調に推移しております。本年度投資計画の設備の増設は、８月から量産稼働に入り、計画どおりに増産体制が整いました。今回は、工場立ち上げの時のような混乱はなく、比較的スムーズに生産立ち上げをすることができました。また、今秋にはエアバックの増設投資も計画しており、本年度中にも中国進出発案時の第１期計画が無事完了します。販売面も好調に推移しており、本年度の業績も計画どおりの予定です。
しかしながら、丸井南通のターゲットでもある「中国で日本同等の高品質商品を生産できる工場」の目的達成はまだまだ満足できるレベルではありません。中国という日本と異なる環境のなかでも、メーカーとしての基本に立ち帰り企業体質の強化を計ることが重要課題と認識しています。
現在、丸井南通では生産活動の基盤をつくるために、５S活動を全社活動として取り組んでいます。丸井南通はエアバック生地の中国生産拠点を標榜している工場でもありますので、自動車関係会社の厳しい監査に耐えられる工場にする上でも、５Sを徹底させることは必須です。最近ようやく全社員のベクトルが合ってきて全社活動としての動きが出てきました。また、お客様からも「丸井南通に来ると日本の工場にいるようで安心する。」との声が聞かれるようになってきました。
丸井南通が「丸井本社と同等」の評価を得ることが、丸井グループのグローバル戦略の核となり、次の展開につながると信じ、日本同等工場への挑戦を続けていきます。
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