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丸井グループ社内報 Challenge World 1月号 Vol.375

謹 賀 新 年

皆様、明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い申し上げます。
昨年は、コロナ、コロナで振り回された1年でした。しかしながら、経営者としてはコロナ禍を言い訳にはできません。

さて、この社内報原稿を書いている時点では、コロナ第3波の真っ最中であります。2020年を初年度とするNS-300は、このコロナ禍により、スタートダッシュというわけには行きませんでした。おそらく2021年も引き続きコロナ禍の影響は強く受けるかと思われます。
そこで、NS-300の最終年度を2年間繰り延べし、2026年とする事にしました。これは、繰り延べただけであり、決してその達成を諦めたわけではありません。当然、今年度は、増収増益を目指します。よって、NS-300は、よりスピードを上げて取り組んでいく必要があります。

丸井の行動スローガンに「スピードと徹底」があります。そこに「行動」を加え、「スピードと行動、そして徹底」です。「巧遅拙速」という言葉がありますが、ぜひ、この「スピード」「行動」「徹底」の3つのキーワードを2021年度は意識願います。

最後に、なんといっても安全・健康が第一です。これまで、社員でのコロナ感染者はゼロ名です。コロナに感染されませぬよう、基本的な感染予防策の徹底をお願いいたします。安全面ではもちろんゼロ災必達です。
皆様及び皆様のご家族が健康で幸せな一年を過ごされることを心より祈願し、新年のご挨拶とさせていただきます。

(代表取締役社長 宮本 好雄)

会長の一言【よい生き方、よい人生】

代表取締役会長 宮本 徹

新年あけましておめでとうございます。新型コロナ禍で厳しい経営環境ですが、丸井の経営理念を実行すれば、この危機も乗り越えることができると信じています。人生でも経営でもうまくやることより、「よい生き方、よい人生」をつくることが大切です。私が今までお会いした素晴らしい経営者に共通する点は“ツキ”と“人脈”に恵まれた人が多いです。ツキ=運は自らの意欲で呼び込むものだと思います。社会ではマネジメントのスキルより、強い意志・意欲が成功を左右することが多いです。コロナ禍でも元気な企業は早く、繰り返して(シツコク)、急進的な企業が多いです。厳しい経営環境でも成長している企業は強い“コア”を持ち、絶え間ない“イノベーション”への意欲を持った会社だと思います。そして、社員が“おおらかに”、“豊かに”、生きることができる企業が長く栄えるのでしょう。言い換えれば、“人の心を中心においた企業”でなければなりません。種々な苦難にあっても、それを乗り越えるのが経営の力であり、最終的には人で決まるのです。よきリーダーとは、自分より優れた人間を使いこなす大きな器を持った人です。

企 業 図 鑑

新年ということで、グループ企業の各社長にも、今年の抱負を語っていただきました!

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良川サイジング株式会社

代表取締役社長 水口  茂(みずぐち しげる)

謹んで新春をお祝い申し上げます。旧年中は皆様には大変お世話になりありがとう御座いました。
昨年はコロナの影響で受注が大きく減少し、設備投資の中止、製造経費の削減、雇用調整助成金の取得で休日変更や仕事内容の変更など社員の皆さんにも協力頂き、年末には予算以上の利益を上げる事が出来ました。

今年は丑年です。丑年には、先を急がず目前のことを着実に進めることが
将来の成功につながっていくといわれています。
コロナで生活環境も変わり減産された商品は元に戻ることは有りません。4月には、準備・織布で設備投資を実施し何としても細糸商品を社員一同一丸で取り組み成果に繋げたいです!

丸井織物(南通)有限公司

総経理 楊 衛平(よう えいへい)

コロナの影響で2020年は相当苦しい一年でした。特に衣料の受注に関して、日本への輸出は殆ど0になりました。7月に小松蘇州工場の撤去よりさらに悪い影響を受けました。
工場全員の力を合わせて、効率アップ、コスト削減等を最大実施しました。
コロナがまだ終わらない中、来年はまた苦しい見通しです。方針として、①エアバッグ増産に対する積極的な対応②徹底的に内販の更なる探索、拡大③更なる効率アップ、ロス削減でNS-300計画を達成できるように一歩一歩進めていきたいと思います。
健康第一でいい年を迎えるよう心から祈っております。

倉庫精練株式会社

代表取締役社長 羽田  学(はねだ まなぶ)

新年明けまして、おめでとうございます。
コロナ禍の影響もあり、厳しい事業環境が続くことが想定される中で、いよいよ今年は、新中期計画“REBORN 2023”がスタートします。
昨年より、工場の構造改革、得意分野の強化、新事業の骨格作りに取り組んできましたが、
まさに今年はその結果を出す年となります。
私たちの合言葉は、“OPEN”です。(One team、Positive、Enjoy、Never give up)
今年もその言葉と気持ちを忘れず、夢に向かって、社員全員で頑張っていきます。
新しい会社として生まれ変わり、記憶に残る1年となるよう 結果にこだわって進んでいきますので、グループの皆さんのお力を今まで以上にお貸しください。
グループとして良い1年になりますよう 一緒に頑張りましょう。

オリジナルラボ株式会社

代表取締役社長 椛島誠一郎(かばしま せいいちろう)

2020年はイベント自粛の流れを受け、大口註文が激減し、主力サービスの売上が春以降激減しました。
そのようなコロナ禍でも需要旺盛な個人向け需要を取り込むことに集中しました。結果、SEO集客依存だったところから、SNS集客力も高まりました。
さらに、オフィスレス化により働き方を変え、大幅コスト削減も行い、赤字を脱却して通年で黒字化を実現することができました。2020年は事業でも、働き方でも急激な変化が求められた年でした。
社会全体で変化が許容される雰囲気になり、対面MTGなどをオンラインに移行できたりなど、効率化も進んでいます。
2021年も前例や慣習にとらわれず、絶対基準をもって最適解を探し続け、変化を味方につけていきたいと思います。

株式会社ウィル・テキスタイル

代表取締役社長 磯岡  潔(いそおか きよし)

明けましておめでとうございます。
コロナ渦で世界は今まで経験の無い大変な状況に直面しております。このような時こそ強い意志を持ち前を向き進んでいく覚悟が必要と考えます。
具体的には次の2点です。
(1) 変化
コロナで世の中の仕組み、人の考えも大きく変わります。
世の中の変化に対応し自分も会社も変化する必要が有ります。生き残るために皆で知恵を絞り自分も会社も変化しなければなりません。
(2) 仕事を楽しむ
こんな時だからこそ仕事を楽しむ!なのです。
例えば、新しいプロジェクトを実行する。成果を出す。昇進する。資格を取る等々。
自分自身が楽しければ会社も明るくなるものと思っております。
皆様にとって良い年になりますよう願っております。

株式会社wundou

代表取締役社長 土居 俊輔(どい しゅんすけ)

呉牛月に喘ぐ

あけましておめでとうございます。
先日、電車で前に座っていたビジネスマンが咳き込み始めました。私は反射的に振り返り、距離を取りました。周りを気遣って必死に咳を止めようとしている様子は後ろを向いていても分かりましたが、内心、『勘弁してくれよ~』と思っていました。
『私は最低の人間』…コロナを恐れるあまり、去年までは普通にできていた事が出来なくなっておりました。ハンカチを出して、『大丈夫ですか?』と子供に教える最低限の心配りも出来なくなっておりました。
『呉牛月に喘ぐ』という言葉があるそうです。暑いところに住んでいる牛は月を見ても暑いと勘違いするらしいです。咳き込む人はすべてウイルス保持者だと勘違いしてはいけません。2020年は本当に大変でした。医療従事者への感謝の念も絶えません。ただ、必要以上にコロナに怯えるだけではなく、ソーシャルディスタンスを取りながらでも『何か自分に出来る事はないか?』という一年にします。
咳き込む人を見かけても、『勘弁してくれよ~』とはもう思いません。
今年もよろしくお願いいたします。

吉田カバン記念MOOK本に掲載

吉田カバン85周年記念「吉田カバン完全BOOK」に生地職人として掲載されました!
PORTER FLYING ACEシリーズの鞄生地開発に携わっているご本人に、開発秘話について詳しくお話をお伺いしました!!

-生地開発で印象に残っていることは?
米国空軍の飛行服がデザインの源泉となるため、本物の飛行服が見本として届き、びっくりしました(笑)。飛行服の見た目は残しながらカバンとしての強度を保つ生地を開発することに苦労しました。

-完全BOOKの掲載が決まったときのお気持ちは?
知っているブランドの本に掲載されることがすごくうれしかったです。友達からもかなり反響がありました!この本が宝物になっています。

高機能素材WEEK2020 高機能塗料展

今年度発足した産業資材部にとって大きな挑戦であった高機能塗料展に関して、産業資材課へ取材に行ってきました!

Q.出展した経緯
A.まず丸井織物の存在をお客様に知ってもらうことで、1つでも多くの繋がりを得ることと、本年度4月に新設された産業資材部での旗艦的なイベントとして出展を決めました。
今回の展示会では、来場者の方だけでなく、出展している企業さんとも繋がりを持ちたいと考えていました。出展品に関しては、“抗菌”をテーマに産業資材部が立ち上がってから知り合った協力企業さんを中心に、マスク・抗菌エコバッグなどの製品・加工品のハンガーなどを作成し展示致しました。

また、本年取組み始めたお客様でWEB会議のみでしかお会いできてなかった方々と初めてお会いするサプライズ対面がありました。とても嬉しい気持ちとリアル商談の重要さを改めて学びました。

Q.1番人気の展示品
A.
今回の展示で最も人気であったのは、PLA(ポリ乳酸)繊維の抗菌作用メカニズムの展示コーナーでした。
PLAはお茶袋にも使われているトウモロコシ、サトウキビなど植物原料100%のECO素材です。またPLAを使用した高機能マスクフィルター(開発品)を展示することで、100%PLA素材でのマスク製品の可能性を合わせてご紹介いたしました。このフィルターは信州大学内ベンチャー企業のナフィアス様と共同で現在も開発中です。
来年稼動予定のマスク製造装置につなげて早急に製品を完成させ、販売していきたいと思っております。

Q.出展を終えての手応え
A.
新たな繋がりを持つ“キッカケ”を得られたと考えています。展示会を終えてからは、繋がったお客様と打ち合わせを進めており、新規取組み、新規ビジネスにつなげしっかり成果を得られるよう取り組んでいきます。

社長賞最優秀賞インタビュー

丸井織物・宮米織物で毎年開催している、1年で最も功績をあげた部署を決定する「社長賞選考会」が開催され、22部署のエントリーの中から
・最優秀賞 ネット事業部
・優秀賞  第一織布課
・努力賞  産業資材課/品質保証課
が受賞しました。受賞課の皆様、本当におめでとうございます!

最優秀賞受賞のネット事業部にインタビューしました。

【ネット事業部デジタルプリント課】

●最優秀賞受賞の感想
これだけの票数を入れて頂いたことが素直に嬉しいです!
また、これまで何をしているか分かりにくい部署だったと思いますが、丸井織物の1つの部署として認識して頂けた気がします。
●受賞のポイント
コロナ禍の中でマスクをすぐに開発して販売まで繋げていったこと。総じて言うと「変化に対応できたところ」かなと。
●来年の目標
プリント事業をどんどん拡大します。TVCMを打つ予定もございますし、グループ企業になったwundouさんと連携する中で、倉庫精練に工場を作る動きもとっております。今年丸井織物全体で協力して創り上げたマスク事業を、今度はグループ会社の規模で創り上げていくことが大きな目標です!

【ネット事業部ネット事業課】

社長賞最優秀賞に選出いただきましてありがとうございました。コロナ禍の中、マスク等新商品開発、新規開発のペンディング等々大きな計画変更がございましたが皆様のご協力のおかげで受賞することができました。
昨年ネット事業部は今年に向けての計画策定合宿を行いました。普段、勤務地が東京・石川・その他地域と離れておりますので、顔を突き合わせての打合せはとても有意義でした。ただ、各担当において、予算を達成できる施策を作れたとも言い切れず、課題も残りました。
ライバル企業もアフターコロナの対応対策をしてくると思うので、私たちはそれ以上の施策をもって望めるよう、気を抜かず、励みたいと考えております。