丸井織物生産部 改善研鑽会 |
丸井織物初の“出張型”プロジェクトのご紹介です。とある企業様にご協力いただき、与えられた改善テーマで“考えて、悩んで、成功する”という体験をさせていただきました。
待ちに待った研鑽会当日、終始みんな笑顔で研修を受けました。初めは座学で、中身は機構や事例、計算や図面といった事を学んだ後に、もう早速台車の作成が始まりました。
作成してみると、“なにこれ、分からん” “どうやる??” “なんか、足りなくねぇ?”など様々な苦しみの声や『ガシャーン!!』という断裁処刑音も聞こえてきました。
ただ、そんな苦しみの中でも、考えて実践しながら台車作成に取り組みました。そこには、たくさんの笑顔がありました。
冒頭で改善は“笑顔”、“笑顔の量産”、作業が“楽に楽しく”なるようにとの話がありました。
今回の研鑽会では、作業者から多くの笑顔が量産されました。
次に我々は、作成した台車の活用で笑顔を、その台車を改善して更に笑顔を増やせるように活動していきたいと思います。
会長の一言【日本のモノづくりを支える中小企業】代表取締役会長 宮本 徹 |
新聞紙上で、大企業が好調で中小企業の苦戦が言われています。来年の高卒の採用も、関東・関西・中京地区の大企業が人手不足を背景に大量採用に動いており、北陸の中小企業の採用が厳しくなっています。
しかし、地方の中小企業は生産性も低く技術がないというのは誤解です。専門分野に特化した中小企業が、そのノウハウで大企業を支えているのが日本のモノづくりの強みです。まさしく、これが日本型のビジネスモデルです。日本の製造部門は決して弱くありません。
欧米企業と比較して、日本の企業は管理のためのスタッフが多くコストアップにつながっています。『間接業務』のIT化により、改善して付加価値を生む仕事に変えていくことが求められています。また、コストセンターとなっていて、使った分だけ利益を生み出す部門に配賦する仕組みも課題です。間接業務の自立化・デジタル化を進め、生産性向上をしていくべきと考えています。中小企業は弱点もありますが、経営判断のスピード、優秀な専門分野のスタッフ、改善できる現場力(人材)の強みを活かせば、もっと強い会社になる潜在能力を持っています。丸井グループが世界に冠たる企業になるよう目指したいですね。
いしかわコレクション出展 |
ネット事業課がいしかわコレクションに協賛し、スタッフTシャツ製作と活躍中のアイドルグループ「Shibu3project(略称:シブサン)」とコラボした15分間の特別ステージがありました。
いしかわコレクションは、石川県のファッション業界で作り上げるサステイナブルなファッションイベントで、9月10日に行われました!
今回のコラボは、シブサンと一緒に何かしたい!ということで、9月1日にUp-T特別サイトをオープンしオリジナルグッズを販売し、当日ファンの方がグッズを身につけ来場できるようにしました。
特別ステージでは、Up-TのTシャツを着用したメンバーのランウェイとライブで2曲歌っていただきました。
裏方としてランウェイで歩いている映像や曲、歩くタイミングの合図出しを行いましたが、映像と歩くタイミングを合わせることが大変でした…!
いしかわコレクションは来年も開催予定です。また、11月には東京ガールズコレクション(TGC)がプロデュースするTGCteenに、冠スポンサーとしてステージ出演とTGCのスポンサーも決まりました。楽しみにしていてください!
企 業 図 鑑 |
倉庫精練
第1回マルイイノベーションアワード2022が開催されております。
倉庫精練はチームを組んで提案することし、説明会を開催し、社長より趣旨の説明と激励がありました。
リーダーは商品開発課の課長、技術部、試験開発課、丸井織物から研修に来ている方の計4名でチームとしました。常務がアドバイザーです。
チーム1人ひとりがエントリーシートを作成し、4回の会議の中でブラッシュアップし、最終的に5件提出しています。結果が楽しみです!
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丸井南通
「衣料品検査自動化推進」
丸井南通の検査は05年から始まり、手書きで検査結果を記録してきました。
7月より検査システムを導入し、品番、整経番号、織機番号、落布番号を入力すると織機の停止情報、落布の検査情報を表示することができるようになりました。
これにより検査員が布巻の品質情報を識別しやすく、検査漏れの発生を防止することができます。
また、チェック後のデータをパソコンに入力するとラベルに印刷することができ、書き間違いをなくすことができます。
検査が終わった生機の出荷は、コードをスキャンして行うことで確認時間を減らし、出荷ミスの発生も回避しています!
グループ役員 おススメ本紹介! |
「役員のおすすめ本を紹介してほしい!」と持ち込み企画がありました。
今回は宮本 徹会長よりおすすめ本を紹介していただきました!
タイトル:『海賊とよばれた男』
著者:百田尚樹
本を読んだきっかけ:国内事業部の部長が「おもしろい」と言っていたことと、タイトルに興味を持ち手に取りました。2013年の本屋大賞の受賞作です。
おすすめポイント:長編の小説ですが面白く、当時一気に読みました。
映画化もされており、読書が苦手な方はアマゾンプライムで見ると良いです。
主人公(田岡轍造)が終戦二日後に焼け野原の東京に残った田岡商店の会議室で社員たちに、『愚痴をやめよ』『国民の誇りを失ってはならない。日本人ならこの国を再び立ち上がらせる時が来る』と言いました。日本全体が落ち込んでいるときに、未来の日本を想像して言えるのはすごいと思いました。また、田岡は『大家族主義』『人間主義』という信念を持ち、苦しいときにも人をクビにせず、社員も会社と一致団結で危機を乗り越えました。
『自利利他の行動をすると大きな価値になって返ってくる』…自分のことより他人の幸せを考えて行動するといつかは大きな価値になります。目先や足元の損得だけで経営すると、会社の成長もありません。正しい行動をしていれば、苦しむことはあっても最終的にはうまくいくことをこの小説から感じました。人生や経営の本質が伝わる小説です。