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丸井グループ社内報 Challenge World 6月号 Vol.380

Up-T】CM撮影の裏側

▲クランクアップでの集合写真

※撮影現場では撮影時のみ一時的にマスクを外しています。

 4月15日から放送されているUp-TのテレビCMをご覧になった方は多いのではないでしょうか。
今回はCM撮影を行うことになった経緯、撮影の裏側などについて取材させて頂きました。

~CM撮影を行った経緯~
 これまでインターネット広告を出してきたUp-Tですが、さらなる認知向上を行うために、昨年の秋に今回のCM作成を思い立ったそうです。実際に撮影会社を見つけてからCM放送までには半年程度時間を要したとのことでした。
また、今回のCMに関しては広告代理店を通していないことから、自らテレビ局や芸能事務所との交渉などに取り組まれたそうです。多くの苦労があったかと思いますが、新たな知識や人脈を得られるよい機会になったと仰っていました。

~撮影現場の裏側について~
 今回の撮影では大道具として、駅の改札と駅員室が用意されており、背景はグリーンバックを使用していたそうです。そして、背景の駅構内の画像はリアルタイムで合成され、その場で動画のチェックが行われていたとのことでした。

台本は事前に用意されていますが、撮影しながら細かいセリフや間の取り方などの修正を繰り返していたため、撮影時間は5時間にも及んだそうです。

~今後の展望~
 今回のCM撮影で「伝説のUp-T番組“やっちまった企画室”からついにここまでこれた!」と成長を感じているそうです。今後は売上100億円を目指して取り組んでいくとのことでした!

会長の一言【正直と素直】

代表取締役会長 宮本 徹

 最近まで正直と素直を深く考えずに使っていました。両者は一見同じように見えますが、実は意味が違うことに気づきました。正直とは、嘘や偽りがないことです。そのため、性格がひねくれている場合もありますし他人などの言動に逆らうこともあります。しかし、嘘はなくどんな自分もありのまま表現する人のことを指します。また、自分の考えている事や正しいと思っている事を相手にぶつけます。  
しかし、自分はこう思う、こうでないといけないということが常に正しいとは限りません。それは、自分なりの価値観であり、相手にとってはそれが正しいと思わない場合もあるからです。
一方、素直とは性格や態度がひねくれておらず、他人の言動などを逆らわずに受け入れるさまです。常に素直でいることは大切です。
このように、正直は自分にとって正しいかどうかを判断するという、あくまで自分本位の考え方であるのに対して、素直は相手への思いやりからくる言葉になると思います。受け入れる寛容力がある素直な人は成長します。

倉庫精練 プリント工場立ち上げ

倉庫精練に新部署のデジタルプリント部ができました。
こちらを立ち上げした丸井デジタルプリント課にお話をお伺いしました!

1.倉庫精練にデジタルプリント工場を増設した経緯
 Up-Tの受注が増加していたことと、既存の丸井デジタルプリント工場に設備増設の余地がほとんど残されていなかったためです。増設によりグループ全体で1.5倍の能力増となります。

2.立ち上げでもっとも苦労した点
 準備は1月から入っており、本格的に動き始めたのは3月からです。いつものごとく設備搬入の部分は丸井技術部にご協力いただきました。グループ会社とはいえ、別会社になるので、その中でどう立ち回りをしていけばよいかが当初は難しかったです。また自分以外が全員初心者の中で工場体制を構築しなければならず、採用媒体の選定から面接までを一人で行い、見極め判断を行う必要があり、人数、どういった性格の方の組み合わせがよいのかなどの最適解を導きだすのに苦労をしています。ちなみにオープニングスタッフの方は優秀な方々で助かっております!

3.デジタルプリント部の特徴
 基本的にはTシャツのみの取り扱いです。丸井デジタルプリント工場と異なる点はKornit社のPolyproというプリンターを導入し、今までの品質とは比べ物にならないくらいきれいにポリエステル生地のTシャツをプリントできるようになっています。
1日あたりの生産数は約1000プリントです。当面の目標として1日1500プリントまでもっていきたいと考えています。
また、現在の人員は15名です。こちらも今後増員を考えています。

4.今後の目標
 年間を通じてキャッシュアウトしない体制に持っていくことと、私自身、10月からは株式会社wundouの新体制に携わることになっているため、それまでに自分不要の状態・体制に持っていくことです。

開発新製品情報

【COMME CA ISM × 丸井織物】3時間で乾くシャツ、ブルゾン、パンツ

 丸井織物と、COMME CA ISM /コムサイズムのコラボ商品を2品番紹介します。
丸井織物の織りネームが付いています!

シャツの価格は6,899円(税込)です。ブルゾンの価格は11,999円(税込)、パンツが7,899円(税込)です。どの品番も、第一、第三、JET、本社織布課にて製織しました。
特徴は脱水後部屋干し3時間で乾く生地、綿タッチ、ストレッチです。金沢エムザにて販売中です。

ビジュアル標準書プロジェクト

 ビジュアル標準書プロジェクトは文字で記載している作業内容等を動画で見てもらうことで、誰でも簡単に作業が理解できるツールの作成・運用を行っています。
現在、ワンポイントレッスン(略称ワンポ)に作業内容動画のQRコードを添付し、ワンポを見る際に動画でも内容を確認できるよう試験中です。
 目的は実習生の指導時、言葉が通じず苦労することが多く簡単に確実に指導ができるようにするためです。実習生からは「分かりやすい!」と意見をいただいています。また、ワンポはトラブル対応の指導用に作成するため、簡単に理解できるとトラブルの減少にもつながります。
 こちらの試験がうまくいけば、今後作業標準書などにも展開予定です。

編 集 後 記

 今回、入社二年目の私たちがグループ報の作成に携わった1年間で学んだ事を振り返ってみたいと思います。
記事の作成を通して私達は普段の業務では関わる事の無い他部署の方と関わりを持つことが出来ました。取材を受けて下さった方には取材後も、気にかけて頂きました。私たちも他のことで相談やお話をするきっかけになっていました。
 今思えば、私たちと取材を受けてくださった方との解釈の差異が生じたことで、取材を受けて下さった方が本当に言いたいことを文章にまとめることに苦労する事が多くありました。その経験から、取材の際は質問の返答を聴くだけでなく「合っておりますでしょうか」と確認を行うこと、作成した記事の文章を確認して頂き、解釈の差異を無くしていくことが大切だと学びました。
 この1年間で成功も失敗も仕事の進行について様々な勉強をさせて頂く事が出来ました。グループ報作成に関わって頂いた皆さんに心より感謝いたします。